4/11~12 HAWKS VS FIGHTERS

読むハイライト

 昨シーズン一発に苦しんだファイターズとの今季初対戦。Paypayドームでの2連戦。ファイターズの新庄監督はBIGBOSSの愛称を捨て、本気モード。昨年より各自j津に強くなっているファイターズ相手にどのようなゲームができるか、注目のカードでした。

4/11 HAWKS 対 FIGHTERS  1回戦(PayPayドーム)

12345678910R
FIGHTERS00020001003
HAWKS0020100004
HAWKSFIGHTERS
CF周東矢澤RF
LF近藤松本剛LF
DH柳田清宮3B
3B栗原野村DH
2B牧原万波3B
1B中村晃上川畑SS
SS今宮福田2B
RF正木宇佐見C
C甲斐五十幡CF
P石川池田P
イニングおすすめ度項目コメント
1回裏★★★活躍(ホークス)周東今日1盗塁目
3回裏★★★★★活躍(ホークス)周東2盗塁目、近藤・栗原タイムリー
4回表★★活躍(相手チーム)万波2ラン
5回裏★★★★★試合の山場栗原タイムリー、松本剛ファインプレー
6回表試合の山場又吉満塁のピンチを招くも無失点
8回裏★★★★試合の山場モイネロ初登板・清宮タイムリー
9回表★★活躍(ホークス)甲斐キャノンでピンチの芽を摘む
10回裏★★★★★試合の山場周東3盗塁目&栗原サヨナラ打

  ホークスの先発は石川。昨年はファイターズ戦の相性が良くなく、4試合で1勝3敗。防御率は6.65。いずれの試合でもフォアボールを多く出しており、今日もフォアボールをいかに減らせるかが課題。(成績。)
 一方のファイターズの先発は池田。今日のファイターズはブルペンでーでした。

 1回の裏、先頭の周東が2ボールから積極的に打って出てライト前ヒット!周東は、続く近藤と柳田の打順ではスタートを切れませんでしたが、4番栗原の打席で1-2と追い込まれた場面でスタート!投球は外に1球外したストレートで送球も完璧。流石の周東でもタイミングは微妙でしたが、リクエストの結果セーフとなり、盗塁成功!(速すぎ、させるわけない🤣)
 しかし、栗原は三振に倒れて得点は入りません。

 一方の石川はまずまずの立ち上がり。3回まで万波へのフォアボール1つに抑えます。

 すると打線は3回裏、2アウトランナーなしから周東が外のフォークを見極めてフォアボールを選ぶと、今度は初球から走って余裕の盗塁成功。続く近藤のライト前ヒットで周東が生還して1点先制!続く柳田がフォアボールで出塁したところで、先発の池田は交代。2番手の北山がマウンドへ。
 変わった北山に対し、栗原は外角の直球をとらえてショートの頭の上を超えるレフト前ヒット!近藤が生還して2-0とリードを奪います。

 得点を奪った直後の4回表、石川は2アウトを簡単に取りますが、野村に対して2球で追い込んでから決めきれずにフルカウントにすると、最後はインサイドへの真っすぐが若干外れてフォアボール。続く万波に初球を完璧にとらえられて2ランホームラン。2-2の同点になります。

 石川は4回あたりから腰の張りを感じたということで、5回を三者凡退に打ち取ったところでベンチに帰ると藤本監督がねぎらいに。責任イニングをきっちり投げて後ろの投手につなぎました。

 5回の裏、北山が制球を乱して2アウトから近藤と柳田に連続フォアボールを与えると、ファイターズはここで3番手にアンダースローの鈴木を投入。
 栗原が鈴木の遅いボールをライト線へ大きな当たり。フェアゾーンいっぱいに入って勝ち越しのタイムリーヒット!3-2とリードします。

 6回には又吉が登板。2本のヒットのとフォアボールで満塁のピンチを招くも、福田光輝から外のチェンジアップで空振りの三振を奪いピンチ脱出。

 7回は松本裕が登板。ランナーを出すも矢澤をけん制で誘い出して3人で攻撃終了。
 松本投手のけん制は見事でしたが、ランダウンプレーにもたついていた内野は少し不安を感じました…😅

 8回表はモイネロが今シーズン初登板。2軍戦の登板ではカーブの制球があまり良くなかったそうですが果たしてどうかというところ。先頭の松本剛に初球の真っすぐをレフト線に持っていかれ2ベースヒット。さらに続く清宮には外のスライダーを打たれセンターへのタイムリー2ベースヒット。3-3の同点になります。
 逆転のピンチが続くところでしたが、野村をカーブで空振り三振。万波を申告敬遠のあと、上川畑、代打マルティネスを打ち取って無失点。
 初登板で失点をしたものの、逆転まで許さないところがさすがモイネロでした。

 9回表。1アウトから俊足の五十幡がヒットで出塁すると、続く矢澤が追い込まれたカウントで五十幡盗塁を仕掛けてきます。。一時はセーフの判定でしたが、リクエストで覆ってピンチの芽を摘み取ります。

 10回表、津森が登板してテンポよく3者凡退。
 すると、10回の裏、周東がセンター前ヒットで出塁すると、今日3つ目の盗塁を決めます。ランナーが2塁に進んだ段階で近藤は申告敬遠。
 続く柳田は痛烈なセンター前ヒット。あまりの打球の速さに流石の周東も三塁ストップで満塁に。
 最後は栗原が初球を簡単に打ち上げて犠牲フライ。今シーズン初のサヨナラ勝ち!

<コメント>
 今日”も”栗原選手が大活躍。今日は4点中3打点が栗原の打点。オープン戦からこれだけ長い期間好調を維持しているのは本当にすごいこと。ここまでのホークスの快進撃は間違いなく副キャプテンのおかげだと思います。

 また、周東が1試合3盗塁を達成。最初の盗塁は盗塁阻止のためのすべての条件がそろった中での盗塁成功、この盗塁が決まったことで2つ目以降はどうやっても刺せないという空気ができていました。近藤、栗原が好調なだけに、周東が出塁、盗塁すると2アウトからでも一気に得点の形が作れるので、強力な武器だと感じました。

 投手陣では石川が苦手ファイターズ相手に5回を好投。体の状態が良くない中でも5回までを投げ切れたのは素晴らしかったと思います。まだシーズン序盤なので無理しないでほしい…🥺

 今シーズン初登板のモイネロは失点こそしたものの、逆転を許さなかったのが流石。特に中日から移籍したA.マルティネスを打ち取った場面では、高めの真っすぐで空振りを奪う場面があり、球威が全く問題ないことを示していました。課題だと話していたカーブは2球のみでしたが空振りも奪えており、全く問題ないでしょう。

 昨シーズン苦しんだファイターズ戦でまずは一勝。素晴らしいゲームでした。

4/11 HAWKS 対 FIGHTERS  2回戦(PayPayドーム)

123456789R
FIGHTERS0001000012
HAWKS01001030×5
HAWKSFIGHTERS
CF周東矢澤RF
LF近藤松本剛LF
DH柳田清宮3B
3B栗原野村DH
2B牧原万波3B
1B中村晃上川畑SS
SS今宮奈良間2B
RF上林五十幡CF
C甲斐伏見C
P東浜伊藤P
イニングおすすめ度項目コメント
2回裏★★★★活躍(ホークス)今宮350犠打達成&甲斐のタイムリー
3回表好プレー栗原ファインプレー
4回表★★★★★珍プレー2度の映像検証&万波タイムリー
4回裏珍プレー中村晃の打席で伊藤の超スローカーブ発動
5回裏★★★活躍(ホークス)近藤先制ホームラン
7回表★★★好プレー牧原ファインプレー、伏見移籍後初ヒット、甲斐キャノン
7回裏★★★★★試合の山場周東タイムリー、近藤タイムリー、ギータ初打点
8回裏好プレー五十幡ファインプレー、今宮2ベース

伊藤が近藤に対して勝負球をクイックで投げこむなど、冷静なピッチングで安定の立ち上がり。

 2回の表、牧原がらしさ全開の初球打ちで真っすぐをとらえてヒットで出塁すると、続く中村晃がフォアボール。続く今宮はバント。難しい場面でしたが、一塁側に転がして簡単に決め、これで通算350犠打達成。
 今宮選手も出始めたころはバント職人で、出てきたらバントというイメージでしたが、最近はすっかり強打者になったので、バントだとなんとなくもったいない気分になりますね。
 上林セカンドゴロで2アウトとなった後、甲斐がピッチャー返しのバッティングでタイムリーヒット!今日もホークスが先制点を奪います。

 4回の表、先頭の清宮が初球をとらえてライト前ヒット。続く野村は真ん中に入ったカットボールをセンターフェンス直撃のヒット。これで一塁走者の清宮がホームを狙いクロスプレーになりいったんはセーフの判定。ここで、両監督がリクエストしようとする珍しい光景が。
 まずは打球がフェンスを越えてたかどうかについて、審判団の権限で映像検証。判定通りフェンス直撃であることを確認した後、今度は本塁のクロスプレーについて藤本監督のリクエストを受け入れ、判定が覆ってアウトに。同点を阻止します。
 しかし、続く万波にライト線を破る2ベースを浴び、1-1の同点に。後続は打ち取って同点のままイニングを終えます。

 5回裏、近藤が真ん中気味に入った直球をとらえて低い弾道でライトスタンドに飛び込む勝ち越しのソロホームラン。甘い球を逃しませんでした。古巣相手にいい場面での一発。本当に頼りになります!

 6回表、東浜は1,2塁のピンチを迎えますが、無失点。そのまま7回も続投し、結局7回を投げ切って1失点のナイスピッチング。序盤はランナーを背負う展開で苦しみましたが、持ち味の粘りの投球で乗り切りました。

 7回裏、先頭の今宮が右中間へのヒットを放つと、弾んだ打球が矢沢のグラブの先を抜けて2ベースに。続く上林のバントはピッチャー前に転がるも、今宮が三塁にヘッドスライディング。伊藤は無理せず一塁へ送って1アウト3塁の大チャンス。しかし、甲斐がセカンドゴロに倒れて今宮がアウトになり2アウト2塁。チャンスがしぼんだかのように思われました。
 迎えるは今日3三振の周東。外低めの外角を打って浅いレフトの頭の上を超えるタイムリー2ベースヒット!ここまでのフラストレーションを一気に解放する貴重なタイムリーでした!
 続く近藤。2球目の変化球を打った打球がライト線わずかに切れてファール。2ストライクと追い込まれた後、今度はレフトのライン上へ。これがエンタイトル2ベースとなり、3点目。
 そして柳田。高めのボールを柳田らしく強引に引っ張った打球は右中間を破りタイムリー2ベース。これが柳田の今季初打点!ついにギータに待望の打点がついて5-2とリードを広げました。

 8回はモイネロが連投でナイスピッチング。9回は板東が代わりばなに連打を浴びて1点を失うも、しっかりと1点で止めて5-2でゲームセット。
 

<コメント> 
 ギータに待望の初打点!高めの球を強引に引っ張る、らしさ全開のバッティングでした!ここまで打点と本塁打こそ0なものの、フォアボールを多く選んでおり、つなぎの役目ははたしていましたが、なかなか目立てる場面がありませんでした。2回のベンチサイドレポートでは、柳田選手が昨日の練習から打球が飛び始めたとの情報がありました、コーチの見立て通り練習からの好調ぶりが試合での活躍に結び付きました!

 先発東浜は、苦しみながらも7回まで投げ切ったのはさすがです!6回のピンチの場面で斉藤コーチがマウンドに向かうシーンがあり、続投しても6回までかと思いましたが、7回も続投して0で抑えたのは攻撃につながる良い流れを呼び込んだと思います!
 いくら素晴らしいリリーフがいるといってもシーズン序盤から登板過多は避けたいので、ありがたいところ。

 打線では周東が見事。3打席連続三振のあとのダメ押しタイムリー、そして気合の入ったガッツポーズは周東選手の意地を感じました。栗原、近藤が打点を量産しているのも周東選手のチャンスメイクがあってこそ。シーズン前はスタメンの当落線上といわれていましたが、ほんとに欠かせない選手です!

カード総括

 昨シーズン苦しんだファイターズ戦で2戦2勝。素晴らしいスタートを切りました。これでPayPayドームでは開幕から5戦全勝!本拠地のファンに素晴らしいゲームをプレゼントしました。

 このカードのMVPは個人的には周東選手ではないかと思います。初戦は3盗塁してサヨナラのホームを踏み、2戦目は勝負を決める決勝タイムリー。守備でも抜けそうな当たりを難なくアウトにしてくれる、素晴らしいプレーだったと思います。

 そして、開幕から好調の近藤、栗原、牧原は好調を維持したままで、ついに柳田にも待望の初打点が生まれました。今の打線なら打ち勝てる。去年得点が取れず苦しかった分、今年の打線のすごさをしみじみと感じます。

 一方のファイターズは若手選手が好調。ルーキーの矢澤選手は2試合ともヒットを放っており、存在感がありました。そして清宮、野村、万波のクリーンナップが昨年よりも確実に成長しています。確率よく長打を打てる選手がそろっているため、僅差のゲームでは非常に厄介になるでしょう。

 次のカードは仙台での楽天戦。これで対戦が一回りするので、しっかりと勝ち越していきたいですね!

 
 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました