4/4~6 BUFFALOES VS HAWKS

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 声出し応援復活後初めての京セラドームでの公式戦。ホークスは前身の南海時代大阪を本拠地としていたため、ホークス熱がとっても高い場所。オリックスが連覇する前は、毎試合ホームのバファローズファンよりも多くのホークスファンが観戦に来ていました 笑
 ホークスの施設応援団は支部ごとにチャンステーマが違っていて、ホークスの関西応援団は人気の「鷹の道」などの応援歌が多いので、応援団が戻ってきて一段と観戦の楽しみが増えます!

4/1 1回戦 (京セラドーム)

123456789R
HAWKS0000040206
BUFFALOES0000000011
BUFFALOESHAWKS
LF福田牧原2B
2B西野近藤LF
CF中川柳田RF
C栗原3B
DH杉本アストゥディーヨDH
3B中村晃1B
1Bゴンザレス今宮SS
RF茶野正木CF
SS野口甲斐C
P田嶋石川P

 バファローズの先発は天敵の田嶋。プレイボールと同時に令和チャンステーマが鳴り響く中、一番の牧原はインコースの真っすぐに空振り三振。さらに、2番の近藤も空振り三振。柳田フォアボールのあとの好調栗原も打たされてショートゴロと上場の立ち上がりを許してしまいます。

 一方、ホークス先発は石川。先頭の福田周に対し、追い込んでから外角高めに浮いた真っすぐをきれいに流されて先頭を出すと、着実にランナーを進められて2アウト3塁。ここで今シーズンから加入の森友哉。2ボールから一二塁間へ放った打球はヒットになるかと思われましたが、セカンド牧原がスライディングキャッチで抑えてセカンドゴロ。ここで先制点を阻止できたのが投手戦の流れを作りました!

 2回以降も田嶋は絶好調。中村晃のセンターへの打球がセカンド西野のファインプレーで阻まれると、今宮はインローのボール気味の真っすぐで見逃し三振。3回は甲斐が8球粘るも三振、牧原ヒットのあとの近藤も2打席連続三振。田嶋が完全に乗ってきます。

 3回裏、先頭の茶野に浅く守っていたセンターの頭上を越す2ベースを許すと、中嶋監督は野口に早くも送りバントのサインで1アウト3塁の形を作ってきます。この場面で当てるのがうまい福田周平一点は覚悟かという場面でしたが、インサイドに食い込むパワーカーブで空振り三振。続く西野も当てただけのショートライナーに打ち取りピンチ脱出。このあたりからなかなか点が入らない雰囲気に。

 4回以降も石川はピンチを招きますが、4回から使い始めたボールゾーンから外角低めに入ってくるカーブでストライクを取ってもらえたのが効果的で、無失点ピッチング。連続でピンチをしのいでホークスの流れを作りました。

 試合が動いたのは6回。甲斐がレフトへのポテンヒットで出塁すると、牧原が一球でバントを成功させて近藤へ。そして、この近藤が期待に応えてくれました!真ん中に入ってきたスライダーを完璧にとらえてライトスタンドへ!打率だけじゃなくて一発もある近藤の活躍でホークスが先制します。
 さらに、ここで終わらなかった。続く柳田が内野安打でヘッドスライディングを見せてチームを盛り上げると、4番栗原もインコースの真っすぐをとらえてライトスタンドへ!この回で一気に勝負を決めました!
 今シーズンからFA加入の近藤選手、ホークスに来てくれてありがとう!そして栗原選手、おかえりなさい!思う存分暴れちゃってください(≧▽≦)

 さらに8回、守備から入った周東が内野安打で出塁すると、柳田死球のあと、栗原がセンター前に抜けるタイムリーヒット!さらに中村晃選手にもタイムリーが生まれて2点追加で勝負あり。

 石川は点を取ってもらった後もリズムよく抑えて、7回を投げ切って無失点。8回は田浦、9回は古川が今シーズン初登板。古川が森にホームラン一本を食らったものの、そのほかはしっかりと抑えて6-1でホークスの勝ち!

 この試合素晴らしかったのは石川柊太投手。あの荒れ球の石川が7回を投げてフォアボールはなんと0!フォアボールがないとそうそう打ち崩せるピッチャーじゃないので、これが続けば勝ち星もきっと伸びるはず。今シーズン初登板初勝利!新婚の大場美奈も大喜びのはず笑、おめでとう🎉

 そして打線では栗原と近藤。この2人に回せば何とかしてくれるという期待感。むしろ凡退したときの方がびっくりするくらい、ずっと打ってます。ほんとに頼もしい。

 そしてこの2人の陰に隠れているものの、JAPAN組が絶好調。牧原はもちろんのこと、昨シーズンバッティングで苦しんだ甲斐にもヒットが出ているし、周東は途中出場ながら開幕から4試合すべてでヒット。ほかの侍ジャパンメンバーが状態が上がり切らず苦しんでいる中で、流石です!

 あえて心配点をあげるとすれば、打線ではアストゥディーヨと今宮健太。アストゥディーヨはフライボール革命の申し子なのか、アッパースイングを極めているのでポップフライ製造機。ゲッツーにならないからいいといえばそうなんですが。なんかデスパイネ親方と比べちゃうので迫力なくて物足りないですね。(サイズ感の問題?)
 今宮は引っ張り専門のバッティングに戻っていて、ファールが全部引っ張り方向。去年感触をつかんだという逆方向のバッティングはやめちゃったんでしょうか?打順が下位だから長打狙いなのかもしれないですが、ちょっともったいない気もしますね。

 そして注目の正木選手は今日もヒットなし。相手先発が左腕の田嶋ということで今日こそ初ヒットが生まれるかと期待したのですが、、、今日は打てるボールがなかったですかね。😢

 何はともあれ鬼門の京セラドームで田嶋を攻略して白星発進!素晴らしいスタートでした!

4/5 2回戦 京セラドーム

123456789R
HAWKS102100005
BUFFALOES0000000000
BUFFALOESHAWKS
2B太田周東CF
3B近藤DH
CF中川柳田RF
DH頓宮栗原3B
C牧原2B
LF杉本中村晃1B
1Bゴンザレス上林LF
SS野口今宮SS
RF茶野甲斐C
P黒木和田P

バファローズの先発は今シーズンから先発転向の黒木。
 初回、一番周東がいきなり左中間へヒットを放つと快速を飛ばして一気にセカンドへ!近藤がフォアボールを選んでノーアウト一二塁のチャンス。ここで柳田がセカンド正面への内野ゴロ。ゲッツーコースかと思われましたが、バファローズの内野が若干もたつき、一塁がセーフに。この隙を見逃さず、4番栗原がショートの頭の上を超えるタイムリーヒット。
 これで栗原は5試合目で早くも10打点目。頼れる四番の活躍でホークスが今日も先制に成功!

 ホークス先発はオリックスキラーの和田毅。昨年こそオリックス相手に打ち込まれてしまったものの、過去に30勝以上上げているお得意様。初回から右バッターのインコースに入ってくるスライダー系のボールを効果的に使って三者凡退で切り抜けます。

 2回表、今宮がセンター前へ今シーズン初ヒット。2アウトから周東が一二塁間を破るヒットでランナー1,2塁として近藤。フルカウントまで粘って少し高めに浮いたフォークをつまりながらも押し込んでセンター前に落ちるヒットで追加点。

 ピンチを迎えたのが3回の裏、ゴロヒット2本でノーアウト一二塁で宗。初球を三塁線側に絶妙なセーフティバント。内野安打かと思ったところでしたが、移動式甲斐キャノンが発動して一塁でしっかりアウト!ほんとにものすごい球ですね…ピッチャーが投げる球より速いでしょ、これ ( ´∀` )
 続く中川をインコースの真っすぐで押しこんでファーストフライ、4番の頓宮には大きなファールを打たれるものの、最後はサードゴロに打ち取って
 ここの無失点は本当に大きかった!中川の打席で内野は下がっていたし、1点は仕方ない、何なら同点までは覚悟の場面で、0で切り抜けるとホークスの流れになりますね!昨日に引き続き、ピンチでよく粘れていて素晴らしいです!

 ピンチを切り抜けた後にはチャンスあり。前の打席でシーズン初ヒットを放った今宮が変化球をうまく拾ってレフト前ヒット。この場面で、甲斐は1ボールから一塁側にドラッグバント。黒木のナイスフィールディングに阻まれてヒットにはならなかったものの、打撃好調なだけあってナイスアイデアでした。周東がひじ当てに死球を受けると、続く近藤がフルカウントから一塁線を破るタイムリーツーベース!ライトがフェンス前で打球を処理するも、スタートを切っていた周東は悠々ホームイン。(速っ!)。貴重な追加点をあげました。

 その裏、森に粘られてフォアボールを出すと、続く杉本は初球をセンター前ヒット。しかし、その後はゴンザレスをチェンジアップで三振。その後は左バッターが続きますが、野口をインコースの真っすぐを意識させてからの低めスライダーで空振り三振。茶野はインコースの真っすぐを打つもセカンドへのハーフライナーになって無失点、この回も0で切り抜けました。

 すると、5回表、前の回からマウンドに上がっている本田に対して、先頭の牧原が左中間を破る2ベースで出塁すると、逆球の真っすぐを森が取りこぼす隙を見逃さず3塁へ。中村晃は10球粘って、外角低めのフォークを拾ってライト前ヒット。5回までで5点を取ってゲームを決めました。その後は、バファローズに本田、漆原にがイニングまたぎで登板し。危なげなく抑えられて無得点。

 ホークスも6回から継投に入りますが、登板した4人は全員素晴らしく、無失点リレー。
6回は又吉が初登板。杉本に2ベースを打たれるも、しっかりと低めをついて無失点。
7回松本裕は不運な当たりでランナーを出すも、次のバッターにしっかりゴロを打たせて併殺。
8回津森も持ち前の低めを丁寧に突くピッチングでベース板を横に広く使って無失点。
9回は板東。こちらも低めに変化球を集めて甘い球を与えず、三者凡退。

  この勝利で和田毅投手はチームの最年長勝利記録を更新。🎉🎉 決して状態が良くないとは言われながらも流石のコントロールでした。対戦成績が悪くなっている左バッター相手にもインコースを果敢に攻めて、5回までしっかりと0で抑えきりました。

 打線は、今日も周東、近藤、栗原、牧原、中村晃が大活躍。そして、今宮選手に復調の兆し。昨年、打線と比べると、今シーズンの打線は別のスポーツを見ているのかと思うくらい得点が入りそう。何より、攻撃の時間をみていて楽しい ( ´∀` )
 近藤、栗原が打ちまくっているのはもちろん素晴らしいのだけれど、今日はあえて、周東と牧原大の活躍の活躍を推したいです。周東選手はここまで途中出場が多い中でも、5試合全試合ヒットを放っており、5回の長駆ホームインはさすがでした。
 牧原選手は3安打とバッティングの状態ももちろんいいのですが、走塁も素晴らしかった。得点につながった5回だけでなく、7回もバッテリーの隙をついて進塁しているのですが、どちらもそれほど大きくはじいたボールではなく、隙をついた好走塁。もう盗塁つけちゃえってレベルです。

 これでホークスは京セラで2年ぶりのカード勝ち越し。ナイスゲーム!

4/6 3回戦 京セラドーム

 

123456789R
HAWKS000000102
BUFFALOES00400003×7

BUFFALOESHAWKS
RF茶野周東CF
2B西野近藤DH
DH柳田RF
CF中川栗原3B
3B牧原2B
LF杉本中村晃1B
1Bゴンザレス上林LF
C若月今宮SS
SS宜保甲斐C
P山本高橋礼P

相手のオリックスは山本由伸が今シーズン初先発。山本由伸と聞くとかなりやられた印象もありますが、昨シーズンの成績はホークスから見て2勝3敗。しかも、昨年は開幕から2試合連続で山本に勝っているということで、実はそんなにやられていないのです。先発投手が先制点を与えなければ十分に商機あり。というわけで、オリックスにいきなり3連勝して一気に強さを見せつけたいところでしたが…

 ホークスの先発高橋礼が初回から苦しいピッチング。先頭の茶野の痛烈な打球をサード栗原が処理しきれず内野安打になると西野に四球でいきなり無死1,2塁の大ピンチ。
 しかし、森は自分の判断(?)でセーフティバントを試みるもキャッチャーフライ。中川は中途半端なスイングで空振り三振、宗をレフトフライに抑えて無失点で切り抜けます。

 2回表、初回のピンチを脱出した流れからか、チャンスが訪れます。先頭栗原が粘って、2-2からインローのの落ちるボールを一二塁間に転がしてヒット!続く牧原大はショートの左に痛烈な打球を放つも、宜保のファインプレーに阻まれて1アウト一塁。続く中村晃がストレートのフォアボールを選んで1,2塁のチャンス!雰囲気的にも点を取れると思ったのですが…。
 上林は落ちる球を3球続けられてリプレーのように3球空振りして三振。今宮も低めを丁寧に攻められて三振。さすが山本由伸といえばそれまでなのですが、ここで簡単に連続三振を取られてしまっては厳しかったですね。

 高橋礼は2回も連打でピンチを招くも、若月のバスターが併殺になって何とか無失点。
 3回、そろそろ立ちなおってほしい場面でしたが、先頭の茶野にフォアボール。開幕カードでも先頭へのフォアボールがなかったことが大きかったといわれていましたが、回の先頭で長打のないバッターに対して簡単にフォアボールはいただけませんね。去年さんざん見た光景…。😥
 案の定、西野の内野ゴロでランナーが進んで、森友哉に真ん中のスライダーを完璧に打たれて右中間を破るタイムリーヒット。さらに続く中川にもストレートのフォアボールを与えたところでたまらず投手交代。正直、今日の高橋礼では抑えられるビジョンが見えませんでした。よく1点で済んだなという感想。
 2番手には、オープン戦終盤まで先発ローテ争いをしていた板東。宗をサードゴロに打ち取って2アウトまでこぎつけて杉本。インコースの真っすぐで詰まらせたものの、パワーで持っていかれて3ランホームラン。序盤で4点を失って厳しい試合展開になりました。
 板東はホームランこそ打たれたものの、4回まで投げて決して悪い投球ではありませんでした。この内容なら次回以降先発復帰もありかもしれないですね。

 4点援護をもらった山本は打たせて取るピッチング。牧原はいい当たりでヒットを放ったものの、ほかのメンバーはなかなか強い打球を飛ばせず、速いテンポでイニングが進む…。

 そんな中、いいところを見せたのが、ホークス3番手田浦。変わりばなに連打を浴びるも、中川、杉本、宗をきっちり打ち取って無失点。さらにイニングをまたいで5,6回を無失点。時折右バッターの外に大きく抜けるスクリューボール(?)が気になったものの、内側に食い込むスライダーの制球が素晴らしく、右バッター相手でも十分任せられる素晴らしい内容でした。

 7回表、マウンドには山本…ではなく阿部。今シーズン初登板ということもあってか、85球で早めに交代。しかし、これがホークスのチャンスにつながります。
 先頭の牧原がヒットで出塁して、三振2つで2アウトになった後、今宮が三遊間を破るヒット。ここで、甲斐への代打アストゥディーヨが左手にデッドボールを受けて満塁。動揺したのか周東には明らかなボールが4球続いて押し出しのフォアボール。1点を返します。
 ここでバファローズはピッチャーを宇田川にスイッチ。一発出れば同点の場面で絶好調の近藤。逆転ホームランまで予感しちゃいます。2ストライクと追い込まれてからの3球目、センター方向への強い打球を放ってタイムリーヒットだと思いましたが…セカンド西野の守備範囲。

 さらに8回、イニングまたぎの宇田川に対して先頭の柳田が右中間を破る2ベースヒット!2本の内野ゴロの間に進塁して1点を返します。さらに、続く中村晃がフォアボールで出塁。上林に一本が出ればというところでしたが、いい当たりをするもまたもやセカンドゴロ。もう一押しができなかった…😔

 すると8回裏、大津がヒット2本で2死1,2塁のピンチを招くと、宜保に粘られて痛烈な打球をが三遊間へ。サード栗原はグラブに当てて止めるも、アウトを取り切れず満塁に。
 茶野を迎える打順でホークスは嘉弥真を投入。バファローズはこのカードから合流した頓宮を打席に送りました。初球、インコースのスライダーを特大ファールにされる2球ボールが続いた後の4球目、初球よりもやや真ん中気味に入ったインコースのスライダーをレフト線へ運ばれ、走者一掃のタイムリー2ベースで勝負あり。

 試合全体を振り返ると、勝てるチャンスもなくはなかったかなという試合でしたね…。山本はいつもよりも空振りが少なく、2回のチャンスはあと一歩で得点がとれそうでした。あのマッキーの当たりが抜けていれば…
 山本が変わってからの攻撃も素晴らしかった!阿部、宇田川と去年苦しんだ投手相手に7回、8回にしっかり得点できたのは大きな収穫!こうやってリリーフ陣から点を取っておくことで、次回以降先発投手が長いイニングを投げようとして序盤からチャンスが生まれたりするんですよね
 去年は本当にあっさりアウトを重ねてたので、久しぶりに粘りのある打線が見られてよしとしましょう👍

 今宮と柳田にヒットが出たのも好材料。特に今宮はいいバッティングをしていて、状態が上がっているように見えました。この2人にあたりが出てくれれば、本当に強力な打線になるので、次カード以降も期待ですね。

カード総括

 昨年まで大きく負け越した京セラドームで、最初のカードから勝ち越しできたのは上出来でしょう!ちなみに、京セラでのカード勝ち越しは2年ぶりだそう…

 投手陣は3戦目では少し崩れたものの、確実にフォアボールが減って自滅がなくなっている印象でした。オリックス打線も強力だけど、フォアボールを出さなければ攻めあぐねていた感があったし、十分行けるでしょう

 そして何より打線の状態が素晴らしい。近藤、栗原のコンビが打ちまくっていて、この2人に回せば点が入る予感がします。去年はこの人に回せばというのがほとんどなかっただけに、今年のホークス打線を見てるととっても楽しい!
 特に3戦目、4点ビハインドでも逆転できるのではないかという雰囲気まで持って行けたのが去年から大きく改善されたポイントかなと感じます。

 金曜日休んで、土日はファイト九州デーの西武戦。去年はここで躓いたので、ここから一気に加速して貯金を増やしましょー!(≧▽≦)
 

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