2023開幕シリーズ HAWKS VS MARINES

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パシフィックリーグ開幕!!

 2022年まではコロナの影響で声を出しての応援が禁止されてましたが、今シーズンからは声を出しての応援が解禁!応援団が球場に帰ってきました。ホークスの開幕シリーズはエヴァンゲリオンコラボ。試合前のセレモニーではキャプテン柳田選手と副キャプテンの栗原選手がロンギヌスの槍を持って登場。

 今年の開幕はロッテ戦。昨シーズン優勝の懸かった最終戦で敗れた相手。開幕戦で昨年の悪夢を振り切ってスタートダッシュを決めたいところ。

3/31開幕戦 HAWKS VS MARINES 1回戦(Paypayドーム)

123456789R
MARINES0000000000
HAWKS0000031004
HAWKSMARINES
2B牧原荻野RF
LF近藤中村2B
RF柳田山口LF
3B栗原井上1B
CF正木ポランコDH
1B中村晃安田3B
DHアストゥディーヨ田村C
SS今宮藤岡SS
C甲斐藤原CF
P大関小島P

 ホークスの開幕投手は大関。ロッテ戦に相性が良く、昨シーズンは5試合に登板して2勝0敗、防御率は1.16。被打率も1割台でほとんど完璧に抑え込んでいました。
 立ち上がり、初回から大関はフルスロットルでした。先頭の荻野相手に計測したストレートの最速は152キロ!真っすぐ中心の配球でテンポよく2アウトを取ると、3番の山口から高めの真っすぐで空振り三振。

 一方マリーンズの先発は小島。昨シーズンは好投を続けるもあと一歩で踏ん張り切れず24試合に登板してわずか3勝でしたが、今シーズンは佐々木朗希がWBCに派遣されていたこともあり、開幕投手に指名されました。
 その小島に対して、牧原は初球攻撃でファーストゴロ。2番近藤はあわやホームランのファールを放つなど、8球粘るもセカンドゴロ。柳田も初球で打ち取られて3者凡退。

 この試合初めてのヒットが出たのは2回の裏。オープン戦から絶好調の栗原が真ん中に入ったスライダーをとらえてセンターのフェンス上部直撃の2べースが出て0アウト2塁の大チャンス。
 チャンスの場面で開幕スタメンに抜擢された正木。「キャンプ・オープン戦でできることはすべてやってきた」コメントする期待の大砲に多きなチャンスでした。3ボールから積極的にスイングに行くもインコース真っすぐをファール、真ん中シュートを空振りした後にインコース真っすぐに手が出ず見逃し三振。中村晃のフォアボールのあと、アストゥディーヨがライトフライ、今宮がサードゴロに倒れて無得点。正木のところでランナーを進めていれば1点という悔やまれる場面でした。

 3回もホークスはチャンスを作ります。1アウトから牧原の打球が安田のグラブをはじいて内野安打となると、近藤が粘ってフォアボールで出塁。2イニング連続で1アウトで得点圏にランナーを進めました。
 クリーンナップに期待がかかる場面で、柳田はインコース高めの変化球を逆方向に押し込むもフェンス手前で失速してレフトフライ。続く栗原もカウント2-1のスライダーを打ち損じてキャッチャーへのファールフライで無得点に終わります。 

 打線が連続でチャンスをつぶして嫌な流れでしたが、大関には関係なし。ダイナミックなフォームから威力のあるインコースの真っすぐと低めに制球されるスライダーでテンポよくアウトを重ねます。2回、井上とポランコから連続三振を奪うと、3回は下位打線を3者三振。5回までマリーンズ打線をパーフェクトに抑えます。
 
 一方のマリーンズ先発小島も4回に中村晃に12球粘られながらも抑えると、5回は今宮、甲斐から連続三振を奪って2イニング連続の3者凡退。
 開幕戦にふさわしい、両先発の素晴らしいピッチングで両チーム無得点のまま前半戦を終えました。

 マリーンズに初ヒットが生まれたのは6回表。1アウトから藤岡裕大の打球がセンターへのポテンヒットで出塁。しかし、大関は切り替えもさすがでした。後続の藤原と荻野と打ち取って無失点。初ヒットのあとに流れをマリーンズに渡しませんでした。

 すると、6回の裏、ホークスにチャンスが。先頭の近藤が初球、逆玉のインコース真っすぐをとらえて移籍後初となるライト前ヒット。続く柳田がフルカウントから四球を選んで4番栗原。
 初球低めのカットボールを見送ってボール。2球目は外いっぱいの真っすぐでストライク。3球目、4球目小島は大きな声を出しながら外への真っすぐを投げ込んでファール。勝負がついたのは5球目。ロッテバッテリーはインサイドから入ってくるスライダーを選択。やや真ん中に入ったボール。栗原はそのボールをとらえました。ライトスタンドに飛び込む先制の3ランホームラン!
 大けがから帰ってきた新しいホークスの4番の一振りでホークスが先制します。

 得点を取った後の7回表、大関は続投。先頭の中村がピッチャーゴロが大関にあたって内野安打。続く山口には抜け球が目立って今日初めての四球。
 どうしても勝ちたい開幕戦、大関は初回からフルスロットルでした。スタミナが切れて制球が乱れ始めた大関はそろそろ代え時。この場面で斉藤和巳コーチはブルペンと連絡は取りましたが、続投を選択。その期待に大関が応えます。
 4番井上に対して間合いを変えて外に投げ込んだ変化球はショートゴロになり、ダブルプレー。続くポランコにはフォアボールを与えた場面で斉藤コーチがマウンドに行きますが、ここでも続投を決断。安田に初球の真っすぐを打たせてレフトフライい打ち取り、7回を0で投げ切りました。
 この場面を抑えきったのが本当にしびれました。スタミナが限界に近い中で、最後のイニングほんとによく踏ん張りました!

 直後の7回の裏、甲斐が今シーズン初ヒットとなるフェンス直撃の2ベースヒットで出塁すると、牧原はにもレフト線をライナーで破る2ベースが飛び出し、4-0。侍ジャパンコンビで貴重なダメ押し点を取れました。

 8回には松本裕が登板しました。代打佐藤に痛烈なライナーで一塁線を破られ、ノーアウト2塁のピンチ。しかし、続く藤岡のショート正面のゴロで二塁走者佐藤が飛び出してしまい、1アウト1塁に。相手のミスにも助けられてこの回無失点に切り抜けます。

 9回は今シーズンからオスナ。点差があったこともあってほとんど真っすぐしか投げず、山口には粘られましたが、まともに前に飛ばさせず、流石の投球内容で、無失点に抑えました。

<サマリ>
 今日はなんといっても大関のピッチング。最後の粘りも見事でした。昨年までは毎試合のように先発投手が早いイニングで降板し、リリーフがフル稼働せざるを得ない状況が続いていただけに、今シーズンは今日の大関投手のように6回、7回まで投げ切れってくれる試合が増えてほしいです。

 打線の方では栗原にいきなり一発が出ました。大ケガから戻ってきていきなり4番は負担が大きいかもしれませんが、今シーズンは去年の分も頑張ってほしいですね。

 一方のマリーンズは先発の小島がナイスピッチング。リリーフで登板した投手もよい投球で。今年もなかなか投手陣を打ち崩すのは難しいかなという印象でした。打線は荻野、山口、安田にまだエンジンがかかっていないので、カードの最後まで眠らせておきたいですね。

4/1 HAWKS VS MARINES 2回戦(Paypayドーム)

123456789R
MARINES0000000000
HAWKS00012220×7
見どころ
1回表 藤井初先発&今宮連続ファインプレー
2回裏 中村晃ファインプレー&技ありチーム初ヒット
4回裏 栗原 粘って粘ってインロー真っすぐをライトスタンドへ先制ホームラン
    牧原ショートの頭の上で快速飛ばして2ベース
5回裏 牧原タイムリー、正木の悔し涙。
6回裏 2死から3連打の栗原タイムリー
7回表 
HAWKSMARINES
8周東荻野貴9
9近藤中村4
DH柳田山口7
5栗原ポランコDH
4牧原安田5
3中村晃井上3
9正木田村2
6今宮藤岡6
2甲斐藤原8
P藤井種市P

 ホークスの先発は今シーズンから先発転向の藤井。初回、今宮の連続好ブレーなどに助けられて3者凡退と上々の立ち上がり。

 一方のマリーンズ先発はおととしTJ手術をして、復帰後初勝利を狙う種市。序盤から飛ばして初回を三者三振で終えると、その勢いのまま好調の栗原と牧原を2者連続の三球三振に打ち取ってなんと5者連続三振。これ以上ない立ち上がりでした。
 しかし、ホークスには中村晃がいます。追い込まれてからインコースのボール球のフォークボールを押し出すように打った打球がライト線に落ち、2ベースヒット。今シーズン初ヒットは中村晃らしい技ありのバッティングでした。
 初めてのランナーを得点圏に背負った種市に力みが入り、正木と今宮に連続フォアボール。満塁のチャンスで甲斐を迎えます。甲斐は追い込まれた後カウント2-2までもっていきましたが、フォークボールに空振り三振。無得点に終わります。

 好投を続ける藤井が初めてランナーを許したのは4回の表。中村奨吾に対して、フルカウントから内角の真っすぐで勝負に行きますが、わずかに外れてフォアボール。初めてのランナーを背負いました。続く山口に対してもフルカウントになりますが、最後は低めの真っすぐで空振り三振!スタートを切っていた中村奨吾をセカンドで刺して三振ゲッツーで切り抜けました。

 その裏、ほしかった先制点が入ります。先頭の栗原がインコース低めの真っすぐを引っ張ってライトポール際にライナーで飛び込む先制のソロホームラン!2試合連続となる一発で先制します。
 疲れで球が高めに集まり始めた種市に対し、後続が畳みかけます。牧原がショートの頭上を越えるヒットを放ち、俊足を飛ばして2ベースにすると、続く中村晃もつまりながらもライト前へヒットを打ち、0アウト1,3塁のチャンス。絶好の場面で正木の打席を迎えますが…抜けてきた甘いスライダーをとらえきれずファールにすると、最後は外の球に空振り三振。今宮のフォアボールのあとに甲斐と周東も連続三振に倒れて無得点。
 最後の力を振り絞った種市の前に、三振3つで追加点を取れず。種市はこの回まででしたが、10個の三振を奪ってマウンドを降りました。

 勝利投手の権利がかかった5回、安田がセンター前ヒットで出塁しますが井上を三振、田村をライトフライに打ち取って無失点。
 すると5回裏、代わった廣畑に対して近藤と柳田の連打と栗原のフォアボールで0アウト満塁のチャンスを作ると牧原が低めの真っすぐを拾ってセンター前へのタイムリーヒット!さらに続く中村晃はきっちりレフトへ犠牲フライを打ち上げて3点目。
 この流れで正木にもシーズン初ヒットが欲しいところでしたが、2ボールから積極的にスイングをかけた打球はサードへのファールフライ。2打席連続でチャンスで決めきれず、ベンチに帰った正木の目には涙が浮かんでいました。正木は次の回の守備から上林に交代。初ヒットはお預けです。

 後半になってもホークス打線の勢いは止まりませんでした。6回裏はホークス名物の2アウトからの連打で1,3塁のチャンスを作ると、無警戒のバッテリーから柳田が久しぶりの盗塁。2,3塁となって栗原がセンター返しのタイムリーで2点を追加!これで5-0。

 さらに7回、中村の内野安打と上林のポテンヒットでチャンスを作ると、甲斐がバットの先でスライダーを拾ってレフト前への2点タイムリーヒット!ダメ押しの追加点が入りました。

 大関のあとを継いで8回表に登板したのは嘉弥真。茶谷にインコースのスライダーをつまりながらもヒットにされると、友杉にはシュートのコントロールが定まらずに3ボールとして、最後は外からのスライダーが曲がり切らず四球で降板。あとを引き継いだのは又吉。岡をセンターフライ、荻野をダブルプレーに打ち取って無失点。沖縄リレーで無失点。

 9回はルーキーの大津が初登板。日本製鉄鹿島出身で大貫2世と期待されている投手で変化球が得意。とくにワンシームが持ち味だそうです。中村奨吾を真っすぐで押しこんでセンターフライに打ち取ると、続く山口からスライダーでプロ初の奪三振。ポランコもセカンドゴロに打ち取ってゲームセット。
 文句なしの素晴らしいデビュー戦になりました🎉。

 <ひとこと>
 今日は公式戦初先発の藤井投手が素晴らしかったです。スタミナ面が心配されましたが、変化球を多く投げても球数少なく、7回まで投げぬ来ました。初登板の大津投手と又吉投手もナイスリリーフでよい開幕になったのではないでしょうか。
 不安があったとすれば嘉弥真投手。初登板なのと点差があって気合が入らないのもあったでしょうが、シュートが使えないとなると右バッター相手に投げる球がなくなって苦しそうでした。

 野手では栗原が絶好調。2試合連続の先制ホームランでホークスの流れを作っただけでなく、6回には勝負を決める2点タイムリー。本当に素晴らしい活躍でした!あとを打つ牧原選手、中村晃選手も好調なため、得点の期待が持てる素晴らしい打線の状態でした!

4/2 HAWKS VS MARINES 3回戦(Paypayドーム)  ダブルアニバーサリーデー

123456789R
MARINES0000030003
HAWKS04000010×5
HAWKSMARINES
CF周東荻野LF
LF近藤友杉SS
DH柳田荻野貴RF
3B栗原中村2B
2B牧原角中DH
1B中村晃山口1B
SS今宮安田3B
RF正木松川C
C甲斐藤原CF
P東浜美馬P

この試合は、球団創設85周年と福岡ドーム開場35周年のダブルアニバーサリーデーとして開催。ホークスは特別ユニホームで試合に臨みました。ダイエー初優勝の瞬間に着用していたビジターブラックに、ヤフードームの屋根の色をイメージしたルーフゴールドで背番号を記載したユニだそうです。かっこいい。😄
 それに合わせてマリーンズは色が被らないようにグレーのALL FOR CHIBAユニで対戦。相手のイベントユニ着用に配慮して協力してくれる、パリーグのこういうところがいいですよね。

 ホークス先発は東浜巨。東浜は昨シーズンロッテ戦3試合に先発して、防御率1.96と好相性。この日も立ち上がりからエンジン全開。真っすぐがコースに決まっており、岡、友杉を連続三振。荻野をセカンドライナーに打ち取って三者凡退スタート。

 一方のマリーンズの先発はホークスキラーの美馬。1回の裏、1アウトから近藤が外角低めのボール球のフォークをうまく拾ってライト前に落とすと、栗原の打順で2-2から単独スチールを仕掛けて盗塁成功。近藤さん打つだけじゃなくて足も使えるのね…😯。
 しかし、その後好調の栗原が三振に倒れて得点はならず。

 2回表、ピッチャーゴロが膝の裏側にあたる不運がありながらも、東浜が三者凡退に切り抜けると、その裏にチャンスが。先頭の牧原がショートの頭の上を超える打球を放つと快速と飛ばして一気にセカンドへ。続く中村晃が四球を選ぶと、今宮健太が難しいバントを簡単に決めて1アウト2,3塁。続く正木はフルカウントからインサイドのシュートが曲がりすぎてデッドボールで出塁。
 ここで甲斐拓也。フォークボールを2球空振りして追い込まれるも、3回目のフォークは逃しませんでした。ボール気味のフォークボールをうまく拾い上げて、レフト岡の頭上を軽々超えていくタイムリーツーベース!昨シーズンから侍ジャパンでは当たりが出なかったものの甲斐選手は本来打てる捕手ですもんね!
 さらに2アウトから、近藤健介が初球から低めのカーブをとらえてセンターオーバーフェンス直撃のタイムリーツーベース!2回で4-0と一気にリードを広げることができました。
 甲斐、近藤がとらえたボールはいずれもこれまで苦しんできた低めに落ちるボール。投球の軸になる厄介なボールを打ち返したことは今後の対戦にも有利に働くのではないでしょうか。

 援護をもらった東浜は、好投を継続。
 得点した次のイニングの3回表、先頭の安田に内野安打で出塁されるも、松川に初球を打たせてダブルプレー。続く四回も栗原、栗原の好プレーがあって三者凡退。5回は山口のセンター前ヒットと松川の内野安打でピンチを招くも、藤原を三振に取って無失点。

 試合の山場になったのは6回、1アウトからドラフト2位ルーキーの友杉が三遊間の一番深いところに高いバウンドのゴロを転がしてプロ初ヒットとなる内野安打。開幕カードからプロ初ヒットが出るのはおめでたいですね🎉。(ところで、友杉選手、リードの時両手を垂らして構えているのが特徴的だった、あれでスムーズに動き出せるのかな…)
 続く荻野貴が一二塁間を破るヒットでランナー1,2塁。この場面で中村奨吾の打球はサードへの強いゴロ。栗原は下がって取った後、3塁ベースを自分で踏んでアウトを取りに行きますが、2塁ランナー友杉の足が一瞬早く入ってセーフ。フィルダースチョイスになって1アウト満塁のピンチに。
 続く角中は初球から追い込まれたとき同様の低い構えで外に浮いたシンカーを流し打って三塁線を破る2点タイムリーヒット。さらに続く山口には真ん中に入ったスライダーを左中間真ん中に運ばれてタイムリーヒット。この打球がフェンスまで抜けていれば同点という場面でしたが、センター周東がスライディングキャッチで止めてすぐに内野に返球。記録に残らない好プレーで1塁ランナーを3塁でストップさせます。
 続く安田を迎える場面でホークスは2番手嘉弥真にスイッチ。代打の井上が送られるも初球でセカンドゴロを打たせて2アウト。さらに、続く松川の代打に昨日嘉弥真からヒットを放っている茶谷がコールされた時点でマウンドに又吉を送り、ライトフライでピンチ脱出。周東のファインプレーと執念の継投でリードを保ったまま6回表を終えます。

 得点の欲しい6回裏、先頭の中村晃がセンター前ヒットで出塁。今宮は送りバントを選択しますが、これがキャッチャー前に転がって併殺のピンチ。ここで今宮の小技がききました。松川の視界にがっつり入った後、松川の後ろに回り込んだことで、松川にタッチをさせて中村晃をセカンドに送ることに成功します。
 続く正木の打順で代打上林。一本ほしいところでしたが詰まった打球でセカンドゴロ。続く甲斐もサードゴロに倒れて無得点。

 7回表、相手の下位打線に対して松本が圧巻のピッチング。藤原、岡をスライダーで空振り三振に仕留めると、友杉に対しては真っすぐ2球で追い込んで、最後は外角いっぱいの真っすぐで見逃し三振。三者三振のピッチングで流れを呼び込みます。

 7回の裏、先頭の周東がセンター前ヒットで出塁。初球からすかさずスタートを切るも、盗塁がアウトの判定。ここで藤本監督がリクエスト。ヤフードームのマルチアングルカメラが活きました。グラブの下を潜り抜けて先にベースへ到達している様子が見られました。本当にすごい技術ですね、全球場に設置してほしい…!
 続く近藤は止めたバットに当たってしまいショートゴロ。この打球で周東は迷わず三塁へ。普通のランナーなら暴走ですが、周東のスタートとスピードで好走塁に。1アウト三塁のチャンスを作ります。柳田フォアボールのあと、栗原の打席でフォークボールがホームベースのかなり手前でワンバウンド。流石の田村も止められず、その間に周東がホームイン。貴重な追加点が入りました。

 8回のマウンドには今シーズン初登板の津森。きれいな金髪がルーフゴールドのつばの帽子とよく合っていました。投球の内容も、ストレートでしっかりと押し込んで無失点。

 9回は初戦に続いてオスナが登板。先頭の代打佐藤をセカンドフライ。茶谷の打球は守備固めに入った川瀬が好ブレーで2アウト。藤原に振り遅れのレフト前ポテンヒットを許すも、代打のポランコをチェンジアップで空振り三振に抑えて見事移籍後初セーブを挙げました🎉

<サマリ>
 6回の守備と7回の追加点の場面でいずれも周東の足が活きました。6回の山口の打球が抜けていれば同点になってこの展開にはならなかったし、7回の1点が勝負を決める重要な1点になりました。開幕前はスタメン出場が危ぶまれていましたが、やっぱり欠かせない戦力ですね!

 マリーンズは3試合目にして少しずつ良さが出てきました。ベテランの角中と期待の山口、藤原がマルチヒットを記録。ヒットはホークスより多い10本を放っており、打線の状態が上がってきていると感じられました。
 また、2番手の坂本投手がナイスピッチング、昨年は左のベンチ入り投手が0という珍事があっただけに、今シーズン重要なピースになりそうです。

打線では甲斐選手が大活躍。2回、4回に2ベース2本でこの3連戦の打率は3割越え。リード面でもさえわたっており、インコースを効果的に使って今日の試合フォアボールは0。FAで獲得した嶺井選手の出番が作れないくらい、素晴らしい活躍でした。

 また、中村晃選手が絶好調。3試合で打率はなんと.625!今日も2安打2四球で全打席出塁。得点につながらない場面でも、試合の悪い流れを止める意味で貴重な出塁になっていました。これだけ状態がいいと後ろを打つ選手が重要!正木選手と上林選手、まだヒット出てないけどアピールチャンスです! 

カード総括

 開幕に強いホークス、今年も同一カード3連勝スタート!3試合とも投手陣が素晴らしかった。ホークスは先発陣が課題と言われながらも、大関、藤井、東浜の先発陣がマリーンズ打線を抑え込みました。課題と言われたフォアボールはわずかに3連戦でわずかに5つ。しかも先頭へのフォアボールは0。
 この件について藤本監督もご満悦。斉藤コーチが「まぁいつかは先頭への四球もありますから」ちいうとぎろっと睨まれたそうです笑 今後も継続してほしいですね!

 さあ、火曜日からは優勝候補バファローズと京セラドームで3連戦、この勢いで昨年のリベンジと行きたいですね!

 

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