オールスター明け最初の3連戦。前半戦はまさかの3カード連続で3連敗を食らって終えてしまったホークス。後半戦の開幕はマリンでのロッテ戦。上位のチームにしっかり勝ち越して前半戦の悪夢を吹き飛ばしたいカードでしたが…
7/22 VS MARINES (11回戦 ZOZOマリン)BLACK SUMMER WEEK
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
HAWKS | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 |
MARINES | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | × | 5 |
MARINES | HAWKS | ||
SS | 藤岡 | 中村晃 | 1B |
2B | 中村奨 | 三森 | 2B |
1B | 山口 | 近藤 | LF |
DH | ポランコ | 柳田 | DH |
LF | 石川 | 牧原大 | CF |
3B | 安田 | 栗原 | 3B |
CF | 岡 | 生海 | RF |
C | 田村 | 今宮 | SS |
RF | 平沢 | 甲斐 | C |
P | 西野 | 大関 | P |
イニング | 注目度 | 項目 | コメント |
1回裏 | ★★★ | 活躍(相手チーム) | 藤岡、山口のヒット。併殺崩れの間に1点を失う |
3回裏 | ★★★ | 活躍(相手チーム) | ポランコのレフト前に落ちる2点タイムリー |
4回表 | ★★★★★ | 活躍(ホークス) | 0アウト満塁から牧原の犠牲フライ。三森激走。 栗原併殺で1点どまり |
5回表 | ★★★★ | 記録・記念 | 生海、プロ初ヒット! 1アウト満塁とするも三森が投ゴロ併殺 |
6回裏 | ★★★ | 活躍(相手チーム) | 田村、中村のタイムリーを浴びる |
8回表 | ★★★★ | 活躍(ホークス) | 三森のセンター前タイムリー その後もチャンスを作るが牧原、柳田が続けず1点どまり |
後半戦最初のゲームは力負け。大きなチャンスを3度も作れたものの、畳みかけることができませんでした。
大関は初回、いきなり藤岡と山口にヒットを打たれたものの、1点でしのぎ切れたので、ここまでで止めておきたかったのですが、3回の失点が痛かった。
3回はフォアボールとエラーのランナーをバントで送られ、ポランコのポテンヒットで2失点。この2点が打線に大きなプレッシャーをかけてしまったように感じました。
それでも、点を取られた直後の4回表に3連打で0アウト満塁のチャンスを作ると、牧原の浅い外野フライで三森が好走塁。タッチアップでホームに生還して1点を返しました。ここでもう一押ししておけばというところで栗原が併殺打。
5回はルーキー生海に初ヒットが生まれて、1アウト満塁のチャンスを作ったものの、三森がピッチャーゴロダブルプレー。
6回に失点した後も、8回の表に一発出れば同点のチャンスを作ったものの、柳田と牧原が内野ゴロに倒れて無得点。
3度のビッグチャンスを1度でもものにできていれば…。回ってきたバッターも決して状態が悪いわけではなかったのですが、チャンスの場面に限ってヒットが出ない…これが連敗のプレッシャーなのでしょうか。
7/23 VS MARINES (12回戦 ZOZOマリン)BLACK SUMMER WEEK 現地観戦
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R | |
HAWKS | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
MARINES | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1× | 4 |
MARINES | HAWKS | ||
SS | 藤岡 | 野村勇 | SS |
2B | 中村奨 | 近藤 | LF |
3B | 安田 | 柳田 | DH |
DH | ポランコ | 中村晃 | RF |
LF | 角中 | アストゥディーヨ | 1B |
1B | 山口 | 栗原 | 3B |
CF | 岡 | 牧原大 | CF |
C | 佐藤 | 三森 | 2B |
RF | 平沢 | 甲斐 | C |
P | 小島 | 板東 | P |
イニング | 注目度 | 項目 | コメント |
1回表 | ★★ | 試合の山場 | 無死1,2塁のチャンスもギータ併殺で無得点。 |
2回表 | ★★★ | 活躍(ホークス) | 3連打と甲斐のゲッツー崩れで先制に成功! |
2回裏 | ★★★ | 活躍(相手チーム) | 2アウトランナーなしからの3連打で逆転を許す |
4回表 | ★★★ | 好プレー | チャンスで甲斐がセンター返しも藤岡のファインプレーに阻まれ無得点。 |
6回表 | ★★★★★ | 活躍(ホークス) | アストゥディーヨの逆転2ランホームラン!! |
6回裏 | ★★★★ | 活躍(相手チーム) | 2アウトから大津投入も、山口の同点弾を食らう。 |
7回表 | ★★★★ | 試合の山場 | 1アウト満塁から中村が右直、アストゥディーヨセカンドゴロで無得点。 |
8回表 | ★★ | 試合の山場 | 牧原がバント空振りして川瀬が飛び出す痛いミス。無得点 |
8回裏 | ★★★ | 試合の山場 | 3つのフォアボールを与えるも無失点 |
9回表 | ★★ | 活躍(ホークス) | オスナがピンチを招くも山口を三振に取り無失点 |
10回裏 | ★★★ | 活躍(相手チーム) | 安田の今月3度目のサヨナラ打。津森力尽きる。 |
久しぶりの現地観戦!ZOZOマリンはチケット代が異様に高くて、マリーンズもあまり好きじゃないので現地のハードルが高いのですが、鷹祭の負けの味を早く消したくて現地観戦してしまいました!
ビジター応援デーということもあって、現地(外野ビジター応援席)はホークスファンの熱気でいっぱい。なんとしても連敗を止めるんだというファンの強い意志が感じられる、初回から気合の入った応援で声も良く出ていました。
今日のホークスは打線を大幅改造。好調でロッテ戦に強い中村晃を4番に据え、野村勇をスタメン起用。
初回、いきなりスタメン起用が当たり、野村勇、近藤で無死1,2塁のチャンスを作るも、柳田がまさかの併殺。続く中村晃にもヒットが出ず、絶好機を逃しました。
それでも2回、栗原、牧原、三森の3連打で満塁のチャンスを作ると、甲斐がショートの深いところに転がすゴロを放って内野ゴロの間に1点を先制。喉から手が出るほど欲しかった先制点を取ることに成功します。
その裏、点をもらった板東は簡単に2アウトを取ったものの、山口と岡に連打を浴びると、続く佐藤にライト線を破られ、走者一掃。すぐに逆転されてしまいました。
追いつきたいホークスは4回、2アウトから三森がヒットと盗塁でチャンスメイクし、甲斐がセンターへ抜けそうな当たりを放つも、ショート藤岡の攻守に阻まれて無得点。小島から多くのヒットを放ってチャンスをつくるものの、なかなか得点を取れませんでした。
試合が動いたのは6回表。先頭の中村晃がレフト前ヒットで出塁すると、続くアストゥディーヨがインサイドよりの難しい球を打ってレフトスタンドに飛び込む逆転の2ランホームラン!!
助っ人になかなかホームランが出ない中、チームとして、外国人選手の今シーズン第一号ホームラン!待望の一発が出て球場の雰囲気は一変。連敗の長いトンネルから抜けるための一筋の光が見えた、そんな瞬間でした。
リードを奪ったホークスは好投の板東を5回81球で降ろして田浦にスイッチ。田浦が左打者2人をしっかり打ち取ったところで、万全を期して山口に対して大津を投入。しかし、これが裏目に出てしまいました。
大津の変化球が真ん中に入ると、山口が完璧にとらえて、左中間に飛び込む同点ホームラン。またしても同点に追いつかれてしまいます。
板東の5回81球降板、マリンでの山口の一発といえば、昨年の10/2と同じ展開。嫌な記憶が思い返されてしまう一発になってしまいました。
流れを断ち切りたい、ラッキーセブンのホークスの攻撃。エラーと2つのフォアボールで1アウト満塁のチャンスを作って4番に入った中村晃。4球目のカットボールをとらえた打球は痛烈なライナーでライトのグラブの中へ。これでは3塁走者が流石の周東でもスタートを切れず。続くアストゥディーヨもショートゴロに倒れて無得点に終わってしまいました。
8回にも先頭がエラーで出塁し、パスボールで0アウト2塁のチャンスをもらったホークスでしたが、牧原がバントを空振りする間に、二塁走者川瀬が牽制で刺されてチャンスを生かせず。
その後はリリーフ陣が8回、9回と満塁のピンチを招きながらもなんとか抑えていましたが、最後は10回に津森が安田にタイムリーを浴びてサヨナラ負け。9個のフォアボールと10本のヒットを打たれながらもなんとかしのいできたリリーフ陣も最後には力つきてしまいました…。
7/24 VS MARINES (13回戦 ZOZOマリン)BLACK SUMMER WEEK
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
HAWKS | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
MARINES | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2× | 2 |
MARINES | HAWKS | ||
SS | 友杉 | 牧原 | CF |
2B | 中村奨 | 近藤 | DH |
3B | 安田 | 柳田 | RF |
DH | ポランコ | 中村晃 | LF |
LF | 山口 | 栗原 | 3B |
CF | 岡 | アストゥディーヨ | 1B |
1B | 茶谷 | 三森 | 2B |
C | 佐藤 | 川瀬 | SS |
RF | 平沢 | 甲斐 | C |
P | 佐々木朗 | 石川 | P |
イニング | 注目度 | 項目 | コメント |
1回表 | ★★★★★ | 活躍(ホークス) | 中村晃の技ありタイムリーで朗希から先制! |
1回裏 | ★★★ | 試合の山場 | 0アウト3塁から無失点で切り抜ける |
2回裏 | ★★★ | 試合の山場 | 0アウト1,2塁から無失点で切り抜ける |
4回裏 | ★★ | 珍プレー | 岡投球前に飛び出すも川瀬がタッチできずにセーフに。 |
5回裏 | ★★★★ | 活躍(ホークス) | 石川、三者三振の好投 |
8回表 | ★ | その他 | 近藤に代走を出さなかったのに守備から周東に交代する謎采配 |
9回表 | ★★★★★ | 活躍(相手チーム) | ・オスナが自ら3塁ランナーを追いかけてピッチャーゴロ処理。 ・角中まさかの逆転2ラン |
まさかの11連敗中のホークス。円陣では甲斐野投手が一発ギャグを披露し、しっかりと明るい雰囲気を作った中でゲームへ。王会長が千葉まで激励にくる中、絶対に負けられないゲームでした。
その気迫が実ってか、先頭の牧原大成が弱い打球で三塁線を破ってヒットにすると、近藤の三振の間んに盗塁成功!4番に入ったロッテキラー中村晃が高めのボールを上手く引っ張ってライト前へ!佐々木朗希から先制に成功!
一方、ホークスの石川柊太はいきなり2ベースを打たれてワイルドピッチで0アウトから3塁にランナーを背負う絶望的な滑り出し。
しかし、安田のショートゴロで3塁ランナーを憤死させて無失点で切り抜けることに成功!
続く2回裏も0アウト2,3塁のピンチを背負ったものの、茶谷をゲッツーに打ち取って無失点。ある意味石川らしい(?)内容が良くなくてもなぜか点がやらない展開で2回も0点に。
すると3回から石川が立ち直り、5回に3者三振を奪うなど7回までピンチらしいピンチを招くことなく0を並べ、102球無失点のナイスピッチング!
立ち上がりとは別人のピッチングでしっかりとイニングを稼いでくれました!
モイネロがいない8回には松本裕が登板。今日の松本は昨日とは打って変わってストライク先行のナイスピッチング!投球した9球の内、ボールはわずかに1球だけ。安田からも外いっぱいの真っすぐで見逃し三振を奪う、素晴らしい内容でした。
ここまでくるとあとは、オスナ。安心かと思っていた矢先、先頭のポランコがライト線への2ベース。その後、1アウト3塁になってバッターは岡。しびれる場面でしたが、岡をピッチャーゴロに打ち取ると、オスナは自ら3塁ランナーの小川を追いかけてアウトに。気迫のこもったプレーで2アウト1塁までこぎつけました。
もう安心、やっと勝てると誰もが思った、Twitterにみんながたかほーと打ち始めた次の瞬間、悪夢が待っていました。代打角中への2球目、甲斐の外要求に対して逆球でインサイド高めに入った真っすぐを角中がとらえると、打球はフェンスによじ登った谷川原のはるか頭上を越え、無情にもライトスタンドへ…
これにはベンチもファンも呆然。カメラに写っていた近藤とアストゥディーヨの笑顔は一瞬で消え、甲斐は打球の行方を呆然と見つめるだけ。サードを守る川瀬は座り込み、藤本監督は放心状態でベンチで固まっていました。
またしてもZOZOマリンで、またしてもホームランでの悪夢。呆然とするナインを見て、胸が痛みました…。
カード総括
内容的には負けていない、むしろホークスの方が良い野球をしていたようにも見えましたが、結果はまさかの3連敗。相手にもミスが多く出ていただけに、受け入れがたい結果になってしまいました。
昨年の10/2を思い出させられるような逆転負けが2つ。一つ勝つのはこんなに難しいものなのでしょうか。そして、ドラマでも描けないような悪夢はこうも続くものなのでしょうか。
野球って恐ろしい…。
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