5/30~6/1 HAWKS VS DRAGONS

 交流戦の開幕はホームでのドラゴンズ戦。ホークスはこれまで交流戦を得意としており、一気に乗っていきたいところ。
 2戦目はルーフオープンデーで日差しが差し込む中での試合になりました。

5/30 VS DRAGONS (1回戦 PayPayドーム)

123456789R
DRAGONS0002100115
HAWKS14030500×13
HAWKSDRAGONS
1B中村晃岡林RF
2B牧原大ブライトLF
LF近藤細川RF
DH柳田石川3B
3B栗原ビシエド1B
RF柳町福永2B
SS川瀬木下拓C
CF周東村松SS
C甲斐鵜飼DH
P大関福谷P
イニング注目度項目コメント
1回裏★★★★活躍(ホークス)中村晃の悪球打ちからの3連打で先制
2回裏★★★★★活躍(ホークス)・甲斐のタイムリー2ベース
・相手の守備にも助けられ4得点
4回表★★★活躍(相手チーム)木下の2ランホームラン
4回裏★★★★活躍(ホークス)・岡林ファインプレー
・甲斐の2ベース。牧原猛打賞
・クリーンアップ3連続死球
5回表★★★★活躍(相手チーム)岡林3ベース。ブライトタイムリー
6回裏★★★★★活躍(ホークス)・近藤今シーズン初の猛打賞
・周東タイムリー
・甲斐2ランホームランで猛打賞
9回表★★★★活躍(相手チーム)鵜飼バースデーホームラン

 1回の裏、先頭の中村晃が低めのワンバウンドしそうなフォークを引っ張ってライト前ヒットで出塁。続く牧原は初球にセーフティバントの構えを見せると、ファースト側によった二塁手の右側を抜けていくセンター前ヒット。さらに、近藤が痛烈な打球で一二塁間を破るライト前ヒット!いきなりの3連打で0アウト満塁のチャンスを作ります。
 続く柳田の打球は痛烈なごろでしたが、セカンド福永のファインプレーに阻まれてダブルプレーに。しかしこの間にホークスが1点を先制します。

 2回の裏、2アウトをとられた後、周東はセカンドへの強い打球。これがセカンド福永のグラブをはじいて強襲の内野安打となって出塁。続く甲斐は盗塁警戒で高めに来た真っすぐを思い切り引っ張ってフェンス直撃のタイムリー2ベース!2アウトからホークスが追加点を取ります。
 続く中村晃の打球をファーストのビシエドがエラー。この隙を見逃さず、牧原が低めの変化球を上手く拾ってライト線へのタイムリー2ベース。さらに近藤がフルカウントからレフト前へ軽打して2点タイムリーヒット。
 相手のミスにしっかり付け込んで2イニングで5点を奪います。

 援護をもらった大関は、3回表、村松と岡林のヒットで2人のランナーを背負いますが、ブライトを空振り三振、あたっている細川には10球粘られますが、最後は外のチェンジアップでバットを折ってのセカンドゴロ。しっかりと試合の流れをキープします。

 4回表、2アウトから福永にライトオーバーの2ベースを打たれると続く木下に逆球でインコースに入った真っすぐをうたれて2ランホームラン。1打席目に前に飛ばされなかった真っすぐを完璧にとらえられて2点を返されます。

 4回裏、先頭周東の左中間への打球が岡林のファインプレーでセンターフライになり、ドラゴンズの流れになりそうな場面でした。しかし、甲斐が右中間のフェンスに直撃する2ベースヒットで出塁し、先発の福谷をノックアウトします。
 代わったドラゴンズの2番手橋本が乱調。得意球のスライダーの制球が定まりませんでした。中村晃フォアボール、牧原タイムリーのあと、近藤、柳田、栗原に3者連続のデッドボール。1アウトも取れずに押し出し2つを含む3死球1四球で3点が入ります。

 完全に試合が決まったのは6回裏。近藤が今シーズン初の猛打賞となるセンター前ヒットで出塁すると、柳田がヒット、栗原がフォアボールでつないで0アウト満塁のチャンス。
 続く柳町の打球はファースト正面へのゴロでバックホームすれば完全にアウトのタイミングでしたが、ビシエドはなぜかファーストベースを踏んでからホームへ送球。ホームがセーフになってホークスに追加点が入ります。
 さらに続く川瀬がライトへの犠牲フライ。周東がライト前へのタイムリーで2点を追加すると、とどめは甲斐の2ランホームラン。この回5点を加えて完全に試合を決めました。

 ドラゴンズは鵜飼のバースデーホームランなどで2点を返しますが、試合の大勢に影響なし。ホークスが 

<コメント>
 2回裏のドラゴンズのまずい守備にも助けられ、大量得点でホークスが勝利しました。大量得点が入ったイニングでは守備の乱れがあったので、やっぱり守備は大事だなと実感させられる試合でした。
 ほぼ同じ安打数のドラゴンズが5点しかとっていないことを考えても、守備で勝敗が決した試合といえそうです。

 特に目立ったのが2回裏。周東の打球は内野安打になったものの、福永は打球に追いついており、しょりできた打球。甲斐の打球も長打警戒で後ろに下がっていたレフトは十分に外野フェンスについて打球を待てる場面でしたが、打球を追いながら下がった分ジャンプしても打球に届きませんでした。さらに、中村晃の打球はビシエドのエラー。2アウトからの大量失点につながりました。
 また、試合が決まった後なので目立っていないですが、6回裏のビシエドの守備も謎でした。直後に前進守備を敷いていただけに、点数を簡単に与えたくないはずだったのですが…
 柳町選手は1打点得しましたね😄

<良かったところ>
・牧原選手、近藤選手、甲斐選手の猛打賞
 牧原選手は今シーズン2度目、近藤選手と甲斐選手は初めての猛打賞になりました。近藤選手も甲斐選手もここまで打撃に苦しんでいたので、こういう試合でしっかり打率を稼げて良かった!
 数試合前から状態が上がってきているので、このままどんどん上がっていってほしい!
 

5/31 VS DRAGONS (2回戦 PayPayドーム) 

123456789R
DRAGONS0001005017
HAWKS1000000001
HAWKSDRAGONS
1B中村晃岡林CF
2B牧原大ブライトDH
LF近藤細川RF
DH柳田石川3B
3B栗原ビシエド1B
RF柳町大島LF
SS川瀬木下拓C
CF周東村松SS
C甲斐福永2B
P東浜涌井P
イニング注目度項目コメント
1回表★★活躍(ホークス)東浜抜群の立ち上がり。日差しのあるPaypayドーム
1回裏★★★★活躍(ホークス)中村晃の技あり2ベース、近藤のヒットでチャンスメイク
柳田の犠牲フライで先制
4回表★★★★活躍(相手チーム)岡林チーム初ヒット&盗塁。細川タイムリー
7回表★★★試合の山場・きわどいボールを取ってもらえず…
・大島四球、木下エンドラン成功から連打
・ブライトの走者一掃タイムリー
8回表★★★活躍(ホークス)尾形初登板で3者凡退。新フォームを披露。
9回表★★★活躍(相手チーム)岡林ホームラン

 ホークスは初回、中村晃が左中間に弾む2ベースヒットで出塁。さらに、1アウトから近藤がしつこくインコースを攻められながらもしっかりカットし、外の真っすぐを狙い打ってレフト前ヒット。1アウト1,3塁のチャンスを作ります。
 ここで4番柳田がライトへの大きな犠牲フライ。幸先よく涌井から先制点を奪います。

 一方のホークスの先発は東浜。屋根の空いたヤフードームで日差しの差し込む中での投球でしたが、立ち上がりからしっかりと球を操り、3回までパーフェクトピッチングを見せます。

 しかし4回、先頭の岡林にレフト前ヒットを打たれると、細川の打席で盗塁を決められます。細川には高めの真っすぐをつまりながらもセンター前に運ばれて同点のタイムリーヒット。1-1の同点に追いつかれます。

 打線は2回に先頭の柳町がフォアボールを選んだものの、それ以降はランナーすら出せないまま6回まで0に抑え込まれます。

 すると7回、好投を続けていた東浜がつかまります。1アウトから大島に対してきわどいコースをつくもストライクを取ってもらえずにフォアボール。木下にはエンドランのサインで、外のボール球をバットを投げだすようにして上手く打たれライト前ヒット。1,3塁のピンチに。
 続く村松に初球を打たれて一二塁間を破るタイムリーヒットを打たれると、続く福永にもヒットを浴び、田浦に交代。
 変わった田浦は岡林を見事に三振にうちとったものの、続くブライトにライトフェンス直撃のヒットを打たれ、走者一掃のタイムリー3ベース。一気に試合を決められてしまいました。

 9回には岡林にもホームランが生まれ、7-1とドラゴンズが大勝を収めました。

<コメント>
 涌井さんにやられてしまいました…。どうしようもない勝ち筋のない試合になってしまいました。攻守にわたって球審のストライクゾーンにも苦戦し、不運な場面も多くみられ、ツキもありませんでした。

良かったところ
・尾形の今シーズン初登板
 体調不良のオスナに代わって登録された尾形が8回に今シーズン初登板。1つの三振を奪い、3者凡退の素晴らしい投球を見せました。昨年までの二段モーション気味のフォームではなく、なめらかな動きで投球する新フォームでしっかりと球を操って見せました。

6/1 VS DRAGONS (3回戦 PayPayドーム) 

123456789R
DRAGONS0200201106
HAWKS2010002005
HAWKSDRAGONS
1B中村晃岡林CF
2B牧原大ブライトLF
LF近藤細川RF
DH柳田石川3B
3B栗原ビシエド1B
RF柳町大島DH
SS川瀬木下拓C
C甲斐村松SS
SS周東福永2B
PガンケルP
イニング注目度項目コメント
1回表★★★活躍(相手チーム)岡林いきなりの2ベース&初回からバントも無失点で切り抜ける
1回裏★★★★★活躍(ホークス)中村、牧原の連打から満塁のチャンスに。柳町先制タイムリー。
2回表★★★★活躍(相手チーム)先頭ビシエドにきわどいコースに投げ切るもフォアボール。
連打を食らって満塁のピンチを招き、2失点。
3回裏★★★★★活躍(ホークス)近藤2ベースと栗原のヒット。柳町のタイムリー内野安打
4回裏★★★活躍(ホークス)周東リーグトップ独走の14盗塁目を決める
5回表★★★★活躍(相手チーム)・2四死球で満塁となり細川の逆転タイムリー
・松本裕の好リリーフで追加点は許さず
6回裏★★★活躍(ホークス)周東が2アウトからヒットで出塁&15盗塁目
7回表★★★試合の山場・福永のソロホームラン
・甲斐キャノン発動
7回裏★★★★★活躍(ホークス)柳田のタイムリー2ベース、栗原のヒットなどで同点!
8回表★★★★活躍(相手チーム)代打高橋周平の値千金のタイムリー2ベース
嘉弥真が復帰後初登板
8回裏★★好プレー村松、加藤翔平の連続ファインプレーに阻まれ三者凡退

 ホークスの先発は阪神時代に中日戦で相性の良かったガンケル。初回、いきなり岡林に2ベースヒットを打たれ、送りバントで1アウト3塁のピンチを招きました。しかし、好調の細川を低めのフォークで空振り三振。石川を打ち損じのセンターフライで抑えて無失点に切り抜けます。

 1回の裏、立ち上がりに不安のある柳に対して、中村晃と牧原が連打でチャンスを作って0アウト1,2塁のチャンスを作ります。その後三振とフォアボールで1アウト満塁のチャンスで栗原を迎えますが、栗原がインサイド高めの真っすぐを打たされてのセカンドフライ。2アウトになります。
 続く柳町も外のフォークとインコースいっぱいの真っすぐで追い込まれましたが、インコースひくめいっぱいの真っすぐを上手く払ってレフト前に落とすタイムリーヒット!2点の先制に成功します。

 2回表、ガンケルはビシエドに対して、追い込んでからインコースのきわどいボールを2球続けて投げ込みますが、これをいずれもボール判定されてしまいフォアボールに。続く大島には低めのフォークを上手く拾われてセンター前ヒットに。さらに、木下には逆方向へのヒットを打たれて満塁のピンチに。
 続く村松の打球は触らなければゲッツーコースの打球でしたが、ガンケルがグラブを出してはじいてしまい、アウトを1つしか取れずにランナーが生還し、1アウト2,3塁に。
 さらに続く福永には初球を簡単に打ち上げられて犠牲フライ。同点に追いつかれます。

 追いつかれたホークスは3回裏、柳と横浜高校時代にバッテリーを組んでいた近藤がセンターの左に落とす2ベースヒットで出塁。栗原も続いて1,3塁のチャンスとすると、柳町がセカンドへのタイムリー内野安打。再び勝ち越しに成功します。

 リードをもらったガンケルは3回、4回を3者凡退に打ち取り、復調の気配を見せます。

 4回裏、ホークスは周東がデッドボールで出塁すると盗塁を悠々と成功させて得点圏にランナーを進めます。しかし、牧原大成がインコースいっぱいの厳しいボールを打たされてファーストゴロ。先頭周東の出塁を生かせませんでした。

 すると5回表、ガンケルは1アウトから福永にヒットを打たれると突如制球を乱し、岡林にフォアボール、ブライトにデッドボールを与えて満塁のピンチに。
 続く細川にアウトコースの少し高めに浮いた真っすぐをライト線に流し打たれ、逆転の2点タイムリーを浴びます。これでガンケルはノックアウト。悔いの残るイニングになってしまいました。
 なおも1アウト2,3塁とピンチが残る場面でしたが、代わった松本祐樹が石川を外の真っすぐで空振り三振、ビシエドにはスライダーを打たせてショートフライに打ち取る好投で追加点は阻止します。

 ホークスは6回に周東が2アウトからライト前ヒットで出塁すると、警戒される中悠々盗塁を成功させて2アウト2塁のチャンスに。中村晃がレフトへの大きなフライを放ちますが、打球はブライトのグラブの中へ。チャンスを生かしきれません。

 すると7回表、大津の外角高めに浮いた真っすぐを福永にとらえられ、ライトスタンドへ飛び込むソロホームラン。点差を離されてしまいます。
 さらに続く岡林にヒットを打たれて盗塁を仕掛けられますが、甲斐の肩と川瀬の見事なタッチでアウトに。その後も1アウト1,2塁のピンチを招きますが追加点は与えません。

 すると7回の裏、代わった福から1アウトから近藤がフォアボールを選ぶと、柳田が高めに浮いた真っすぐを見逃さず右中間を破るタイムリー2ベース。1点を返します。
 ここでドラゴンズは清水を投入しますが、栗原が痛烈な当たりのセンター前ヒット!センター岡林がファンブルするのを見て柳田がホームに生還し、同点に追いつきます。

 追いついたホークスは津森を投入。簡単に2アウトを取った後粘られてフォアボールを許すと、代打の高橋周平に左中間を破る2ベースヒットを打たれると、一塁走者村松が一気にホームに生還。勝ち越し点を許してしまいます。

 これで完全に勢いに乗ったドラゴンズは8回の裏の守備で攻守を連発。川瀬のセンター返しの打球は村松の攻守に阻まれ、ヘッドスライディングも実らずセカンドゴロ。代打谷川原の打球もレフト加藤のスライディングキャッチに阻まれてレフトフライ。連続ファインプレーで反撃の芽を摘まれてしまいました。

 9回は1番からの好打順もマルティネスの前に得点できず、6-5で試合終了。痛い負け越しとなりました。

<コメント>
 ホークスは数少ない四死球がすべて得点に絡んでしまい、効果的に得点されてしまいました。ガンケルは立ち直ってきていた中でのフォアボールとデッドボールで逆転を許してしまったので、非常に悔いが残る登板だったのではないでしょうか。

 また、津森選手は最近、追い込んでから粘られてフォアボールを奪われるケースをよく見る印象がありますが、今日はそれが失点につながりました。

 打線の方では立ち上がりの柳を攻め込むも、インサイドへの抜群のコントロールの真っすぐに苦しんで、完全に攻略できなかったのが響きました。

良かったところ
・7回裏の攻撃
 7回の失点でかなり厳しい展開になっていましたが、そこからしっかり追いついた攻撃は好材料!開幕から(昨シーズンから?)リードを奪われるともう無理かなという雰囲気が漂いがちなので、こういう試合を増やして終盤まで期待感を持たせる試合にしていきたいですね!

・柳町選手2つのタイムリーの大活躍
 柳町選手が2本のタイムリーで3打点。いずれも柳町選手らしい見事なバットコントロールでした!

・周東選手2盗塁
 周東選手が2出塁に2盗塁と持ち味を出しました!得点にこそつながらなかったものの、見事なチャンスメイクだったと思います。2アウトで相手バッテリーがこの上なく警戒している中でも悠々セーフになってしまう驚異的な足。今シーズンはリスクのある場面ではなかなか走っていませんが、終盤の僅差のビハインドの場面等でもリスクを負って走って行っても良いのではないでしょうか?

カード総括

 セリーグ最下位のドラゴンズ相手にまさかの負け越しスタートになってしまいました。ドラゴンズはこれで交流戦前から3カード連続の勝ち越し。なぜ最下位なのかわからないくらい、素晴らしい打線の状態でした。このまま交流戦勝ちまくってくれ( ´∀` )

 ホークスは2戦目、3戦目と僅差の終盤に手痛い失点になってしまいました。オスナもいない中、先発が踏ん張れない試合が多く、正念場が続きますが何とか頑張ってほしいです。

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